”お茶を世界に広めた男”と”M&Aの先駆者”が語る日本の若き起業家へのメッセージ

先日告知させて頂いたイベント ”WeWorkで『&Bizでの経営のバトンタッチ』を語ろう” がWeWork丸ノ内さんのご協力を得て、5月9日に『”お茶を世界に広めた男”と”M&Aの先駆者”が語る日本の若き起業家へのメッセージ』と題して開催させていただきました。


実は私が『シリコンバレーに”お〜いお茶”を広めた伝説の日本人』こと、伊藤園の角野賢一さんと初めてのお会いしたのが4月20日。

その時は失礼ながら全く予備知識がなく、『角野さんって誰?』という状態だったのですが、いざお話ししてみると、その経験談にビックリするやら感心するやらで、ともかく3時間近く話しまくって意気投合。

その場で『実は今度イベントやりたいと思っているのですけど、是非そこでお話しいただけませんか』と我ながら不躾なお願いをしてしまい、開催にこぎつけたものです。


このブログで開催の予告をしたのが4月28日。

そして開催場所が最終的にWeWork丸ノ内に決まったのが開催2日前の5月7日!

打ち合わせは当日直前の10分だけという、なんというか凄まじいタイトスケジュールだったのですが、当日はWeworkでコワーキングをされてらっしゃる起業家の方他、全国からも30人以上の参加者をお迎えし、熱気あふれる大盛況のイベントとなりました。

凄いのが、この為に北海道や九州からわざわざ東京までお越しいただいた方までいらっしゃったこと。

ご遠方からいらしていただいた方はもちろん、平日のお忙しい中お出でをいただいた皆様本当に有難うございました。

こちらが今回開催にご協力いただいたWeWorkの丸ノ内オフィススペース。

ネクタイ族の街丸ノ内らしからぬ、まるでシリコンバレーのIT企業のオフィスのような、超オシャレな空間です。

WeWorkってなに?とか、なんでここなの?という経緯については、下記の以前のブログをご参照くださいね。



さて、実はWeWork +角野さん、という組み合わせにも実は意味があります。

日本でもアメリカでも、だいたい飲料の売り込みをするなら、普通食品商社や販売代理店の購買担当者にアポイントをとって、彼らに売り込みに行くわけですが、角野さんは違いました。

角野さんが目をつけたのは、シリコンバレーの名物とも言える企業内のフリードリンク。

名だたるIT企業のエンジニア達にお茶を売れれば、彼らがインフルエンサーとなってお茶がクールなプロダクトになる。ブームを起こせる、と考えたのですね。

そこで角野さんがしたことは、スタートアップのエンジニアのコミュニティに毎日のようにバケツと氷とお茶を持って足繁く通ったこと。


最初は馴染みのない無糖緑茶ドリンクを敬遠していたシリコンバレーのエンジニア達も、よく見かける謎の日本人が配る謎の飲料を手をかけるようになり、最後は、人を紹介してくれるようになり、彼らのコミュニティを通じて、Facebook、Evernote、Google、Yahooなど名だたる企業に”お〜いお茶”をおいて貰えるようになったのだそうです。

そうです。

WeWorkのような、エンジニアや起業家のコミュニティこそが、シリコンバレー攻略の鍵だったのです。


因みに、イベントではピザと”お〜いお茶”はフリーフード、フリードリンク。

ちょっとだけ気分は”シリコンバレー流”です。


さて、日本とアメリカの起業事情を考えた時、実は決定的に違うことが一つあります。

それは、起業後の”出口”があるか、ないかです。

もし創業したら、未来永劫同じビジネスをしなければならないのなら、創業というのはそれこそ人生をかけた賭けになってしまいます。

実際日本の中小企業の経営というのは、多分に”一生一つの会社の社長”というのが当たり前、という側面があります。


しかしアメリカは違います。

若い人達が、若さと、アイデアと、その行動力でどんどんスタートアップを創業し、一定のところで、別の誰か・・・それこそVCだったり、MBAホルダーだったり、別の企業へのM&Aだったり、するわけですが、必ず起業後の出口ーExitがあります。だからこそ、彼らは気軽に創業し、しかし全力でスタートアップに打ち込める環境があるわけです。


実は&Bizが目指す未来の日本はそういう社会です。

地方の小規模企業の経営のバトンタッチと、東京のスタートアップのコミュニティとは一見全く関係がないように思いがちですが、もっと気軽に経営のバトンタッチができるようになることは、実はもっと起業がしやすくなる社会になる、ということでもあるのですね。


これからも、こうした若者向けのイベントもどんどん開催していきたいと思いますので、関心のある方は、是非いらしてくださいね。