アンドビズ株式会社設立記念式典『M&A3.0』を秋葉原で開催しました!

アンドビズ株式会社を設立してから丁度2ヶ月。

本当に多くの方々から取材、お問い合わせ、激励、協業や提携のお申し込みなどをいただいています。本当にありがとうございます。

同時に、私たちのしようとしていることが、多くの方が望んでおられたことなのだと、時代のニーズを強く感じるとともに、その責任の重さも実感している毎日です。


さて、昨日アンドビズ株式会社の設立に至るまで多くのご助力を賜りました提携パートナの皆様、及び事業承継問題の解決にご努力されている関係機関の皆様、本日の為にわざわざ全国からおいでいただいた一般参加枠の皆様をお招きしまして、東京の秋葉原にて『アンドビズ株式会社設立記念式典 M&A3.0』を開催いたしました。


お出で頂いた皆様は、当初の想定を遥かに上回る600人。

しかも当日は1時から5時までの長い式典にもかかわらず、その後のパーティーにも500名以上の方にご参加いただき、急遽直前になって会場を拡張するなど本当に嬉しい誤算となりました。


開場前の準備の様子です。

ホテルとかなら全部やってくれるのですが、なにせ会場は単なる貸し会議室なので、ほとんど全て自分たちでやらなければなりません。

アンドビズは新設会社で10人ほどしか社員はいませんから、私が役員を兼務する日本M&Aセンターから20人ほど若い子を借りてきました^^


オープニングムービーの後、いよいよ式典スタート。

司会進行は、元テレビ東京の人気アナウンサーの白石小百合さん。

なんと今はご自身で香水販売会社を起業し、経営するれっきとした社長さん。

若い女性がTV局という憧れの職業に飽き足らず、好きな仕事で起業する。

アンドビズの目指す社会を絵に描いたようなとてもアクティブでキュートな女性です。

因みにオープニングムービーはこちら。

なかなかカッコよくて、会場の雰囲気も一気に盛り上がります。

まずは日本M&Aセンター三宅卓社長のご挨拶。

 先日、とある県知事とお会いしたとき「山間部で重要な交通ライフラインとなっている個人タクシー会社をどうにか救うことができないか」と相談をされたというエピソードを披露。

中堅企業は銀行や日本M&Aセンターが救ってきたが、零細企業は誰も救うことが出来なかった。

だからこそ「&Bizには使命があり、ビジネスとしての価値がある」という激励を頂きました。

続いて基調講演。

基調講演をしてくださったのは、自身の起業した会社をミクシィに売却した後、逆に危機に陥ったミクシィに社長として招かれ、僅か2年でミクシィを見事に再建。

現在はシニフィアン株式会社の共同代表として、後進の起業家支援に注力されている朝倉祐介さん。

お願いしたタイトルは『志低い企業のススメ』

実はこれ、朝倉さんの著書『論語と算盤と私』の章タイトル。

メジャーリーグで活躍している大谷選手の例を出しながら、『高校野球がなければ、メジャーリーグへの一歩もない』といきなり志高く大々的な起業に挑戦するのではなく、まずちょっとした起業、開業を気軽にやってみることが、日本を活性化する道という説明には多くに聴衆が頷かれていました。

第二部はパネルディスカッション『M&A3.0の時代』です。

ご登壇いただいたのは、freee株式会社 CEO 佐々木 大輔さん、株式会社ユーザベース代表取締役梅田優祐さん、四国銀行 法人サポート部 部長 伊藤 瑞文さん、マネーコンシェルジュ 税理士法人 代表税理士 今村 仁 さんのご4方。

現役のM&AアドバイザーとIT起業家という異色の組み合わせで、一体どんなお話になるのやらと、実はモデレータの私としては内心期待半分、恐れ半分でした(笑)

因みに、4人集まっての打ち合わせは一度もなく、文字通りぶっつけ本番です。

M&Aの現実(リアル)を語って頂くお二方、
四国銀行の伊東さんからは地方におけるリアルな事業承継とM&Aのお話が披露され、専門家が不足する中、四国銀行ではなんと全店舗に事業承継専門家を配置しているのだそう。地方金融機関の熱の力の入れようが伝わってきますね。

 また、マネーコンシェルジュの今村さんからは「実は息子が継がないだけでない。本当は息子さんや娘さんに継がせたくないと反対するオーナーのお母さんも多い」という興味深い指摘がありました。

確かに私の周囲にもそういうご家庭が多いです。

お母さんはやっぱり何歳になっても我が子のことが心配なのかもしれませんね。

IT側のお二人はイノベーションやテクノロジーについての話題。

freee株式会社の佐々木氏さんは、AIが人の仕事を奪う”ロボット型”ではなく、人がAIを使いこなす”サイボーグ型”の活用こそが、今後の経営の肝と発言。

ここでウンウンと頷く人多し。

更に会場に集まった金融機関や会計人に対してはクラウドを使った経営情報のリアルタイム共有によって、経営指導業務は飛躍的に進歩すると新しいコンサルティングの道を示したのも興味深かったです。

次にユーザベースの梅田氏からは「実はユーザベースもM&Aビジネスをやろうと考えたことがあった・・・」とびっくりな発言が飛び出し、ちょっと焦りましたが「きちんとした顧客基盤を持つ企業がやらなければいけない」という点からこの考えを断念したそうです。

又ITの進歩が本当にもたらしたものは『世界への境界がなくなったこと』と断言。

実際アメリカに事業を拡大するまでは、おっかなびっくりだったが、実はやってみたら思ったよりはるかに容易だった。今の世の中は日本に閉じこもるのではなく、少し早いと思うタイミングで世界に出たほうがいい、という言葉に載せられて、思わず私も『ウチも来年には海外展開したいと思っています』とか言ってしまいました。

又起業したのは、深く考えてやったわけではなく、友人が起業したのでなんとなく自分もと思って始めた、というエピソードには、基調講演の朝倉さんのテーマにも通ずるものがありました。

今の日本に本当に足りないのは、実は起業する人の数で、周囲にそういう人が増えたら、空気を読む達人の日本人のことですから、一気に起業ブームに火が着くかもしれませんね。


因みにパネルディスカッション自体はぶっつけ本番だったにもかかわらず、寸分の狂いもなく定時にきっかり終了。さすがみなさん慣れてらっしゃると感心した次第です。

ここで、中小企業庁事業環境部部長の吾郷様よりご挨拶いただきました。

事業承継問題の解決には政府も大変力を入れており、全国の設置された引継ぎ支援センターでも昨年より約700件のマッチング実績があったそうです。

アンドビズはすでに事業承継問題の解決に取り組む多くの公的機関の皆様にも活用していただいています。

今後とも、公的な施策にも協力して、一緒に取り組んで行きたいと思っています。

記念式典最後はいよいよ私の出番です。

そしてここで、サプライズ!

アンドビズが新たに提供する画期的な新サービス「バトンズ(Batonz)」の発表をさせていただくと共に、今後&Bizのサービス名自体もバトンズとし、従来のようなM&Aの亜流ではなく、本当の意味で、小規模事業者や個人事業者の方の経営のバトンタッチの為のサービスを展開して行きます。


対応する新システムは8月リリースの予定。


注目のその内容は・・・・・と言いたいところですが、このブログでかけるのは今はここまで、

詳細は追って正式に発表しますので、是非それまで楽しみにお待ちください!!!

(尚誰も気にもしていないと思いますが、このブログのタイトルは『Pass Batonz』です。実は最初からネタバレしていたのですね)

セミナーの後は、記念パーティです。参加者なんと500名。

都内の大型ホテルならともかく、秋葉原の、しかも貸し会議室で500名規模の設立記念パーティーを行うとか前代未聞じゃないでしょうかね。

当日は都内も梅雨入りし、あいにくの雨模様でしたが、お疲れのところにも関わらず、大半の方が最後のパーティーまでご参加いただき、本当にありがたい限りです。

これ、なんだと思います?

なんとパーティ会場のステージ上で披露された『サンドアート』なんです。

テーブルに撒かれた砂を、二人のアーティストの方が音楽に合わせて様々な形に変えて行き、一つの物語を形作る光景は、本当に驚愕の一言。

この手のパーティーの余興の類は、大抵の全員話に夢中で無視されるものなのですが、時代が移り、老いた経営者から若い経営者にバトンが引き渡される一連のストーリーが、砂絵で表現される様には、ほとんど全員が見入っているほどの驚きの完成度でした。

世の中色々なアーティストの方がいらっしゃるのですね。

ということで、最後にアンドビズ社員一同で記念撮影。

おかげさまで設立記念式典は、とても多くの皆様にお越しいただき、盛況のうちに幕を閉じました。ご来場の皆様本当にありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。